UXデザイン

様々な商品やサービスが溢れ、選ぶこと、選ばれることが難しくなっています。また、消費者が大切にしているのは「モノ」から「コト」へ。そんな今だからUXデザインに力を入れる企業が増えています。

UXデザインとは?

UXはユーザーエクスペリエンス(User Exprience)の略、UXデザインは、ユーザーの体験の価値を高めるためのデザインです。ユーザーが体験を通して、「安心した!」「うれしい!」などのポジティブな感情が得られるように、サービスに出会う前から利用後までを想定してビジネスを設計、デザインしていきます。

〇いつも新しい記事がアップされ、楽しく読んでいる。読むとポイントがたまってゲームに参加できる。またサイトを訪れたい!
〇知識がなくても自分に合った商品が選べるよう、わかりやすくラベリング。スムーズに購入できて満足!
〇ECサイトでの発注後に心配事ができたが、すぐに連絡がとれて解決、ホっとした~。

こんな体験をしてサービスやお店のファンになったことはありませんか?
このようにユーザーの感情を動かすことは、お店や会社のイメージアップ、ブランディング、他社との差別化につながります。

UXデザインのプロセス

「どんな体験をユーザーに提供できるか」
すぐに答えを出すのは難しいですね。
webサイト制作におけるUXデザインはどのように進めていけばばよいのでしょうか。
1つ1つのプロセスを重ねて考えていきます。

①webサイトの目的を把握する

商品の販売、ブランドの認知、実際の店舗への集客、リードの獲得等…
webサイトのゴールを明確にします。

②ユーザーのニーズを調査する

お客様はどんな目的でサイトを訪れるの?
ターゲットユーザーが何を必要としているかによって、体験のコンセプトを決定します。

③必要なコンテンツを決める

自分たちのサービスやビジネスでお客様のために何ができるのか、自由な発想で挙げていきます。そこからコンセプトに沿った、必要なコンテンツを固めます。
また、カスタマージャーニーマップの作成などでユーザーの行動や心理を想定。ユーザーがサービスを使用する前から使用後まで、ストーリー化してみると、ユーザーにどんな心理が生まれるのかを考えやすくなります。
どんな体験をして、目的を達成してそのあとは? 簡単に箇条書きや矢印、イラストで表してみましょう。

④ワイヤーフレーム

ユーザーがどのようなルートで目的を達成するのか、考えられる導線を書き出してみます。ルートをたどる際、どんな心理かも想像しながら進めます。ユーザーは目的達成のために、どんな情報から閲覧したいのか、コンテンツの優先順位を決めて、おおまかなサイトの設計図を作成します。

⑤UIデザイン

どのように情報を表せばより伝わりやすくなるのか、操作性、わかりやすさを追求してデザインします。
インタラクションデザインで、ユーザーの行動に反応する動きをつける等、心地よさを感じてもらう工夫をします。

UIデザインについてはこちら >

⑥運用・サイトの改善サイクル

サイトを作成したら終わりではなく、改善サイクルにのせて修正していきます。

まとめ

今までwebサイトを利用して、満足や感動を得た体験を思い出してみてください。
そのような体験を自分のお客様に提供でき、喜んでもらえたら単純にうれしいですよね!

「専門知識がなくても、解説の分かりやすさ、選びやすさで商品を購入できた。」
「敷居が高かったけど思ったよりも簡単に注文できた。」
「調べていることが、他のサイトよりも理解しやすく表現されていて納得できた。」
これらもそのwebサイトでしかできない体験になります。会社のノウハウや理念・想いは、他社には真似できない部分だからです。

また、お客様と接することの多い営業や受付、カスタマーセンターなどのスタッフの意見を取り入れることもUXの向上につながります。「こう説明したらわかってもらいやすい」「〇〇で困っているお客様が多い」等も大切な情報になります。

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