オウンドメディア
//php lightning_the_entry_meta(); ?>オウンドメディアを運営する企業が増えています。
「今後の集客やブランディングの為にオウンドメディアを立ち上げたい」「面白い記事が書けるか心配…」「何のために必要なの?」
このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
オウンドメディアがなぜ注目されているのか。ここでは、オウンドメディアのメリット・デメリット、運営のポイントなどをご紹介したいと思います。
オウンドメディアとは?
オウンドメディアはトリプルメディアの一つです。
まずはトリプルメディアについてまとめてみました。
トリプルメディア(POEM)
ユーザーへの宣伝メディアを3つに分類したもので「オウンドメディア」「ペイドメディア」「アーンドメディア」があります。トリプルメディアとは、これらのメディアを連携して相乗効果を得るマーケティングの考え方になります。
オウンドメディア Owned Media
自社が所有して発信するメディア。ユーザーへの理解を深めるためのコンテンツです。
例)コーポレートサイト、自社運営ブログ、ECサイト、カタログ等。
ペイドメディア Paid Media
広告費が発生するメディア。主に認知拡大の役割を担います。
例)ネット広告、TV、新聞、ラジオ、インフルエンサー投稿等。
アーンドメディア Earned Media
ユーザー発信のメディア。口コミや評判などリアルな情報。信頼や共感でファンを増やすためのメディアです。
例)SNS、投稿サイト、口コミサイトなど。
近年ではトリプルメディアにシェアードメディア(Shared Media)を追加して4つを連携させる考え方もでてきているようです。シェアードメディアは、例えばFacebookの「シェアする」で共有されたコンテンツ等を言います。
続いて、オウンドメディアについてメリット・デメリットを確認してみましょう。
オウンドメディアのメリット
ユーザーの流入
100~150ページほどのコンテンツでGoogleの評価が上がり、アクセスを増やすことが考えられます。
SEO、コンテンツマーケティング
グーグルのアルゴリズムが変わり、検索エンジンがユーザーに役立つ質の良いコンテンツを上位に表示。ユーザー視点の情報発信でアクセスを増やしリピーターやファンを育てるコンテンツマーケティングが取り入れられ、オウンドメディアが注目されています。
広告費削減
ネット広告には運用管理に知識が必要で、費用もかかります。オウンドメディアで自然検索での流入をめざし広告費削減を図ります。
SNS等により口コミでリアルな評判を得られるようになりました。広告としての情報よりもユーザー目線のお役立ちコンテンツとしての情報が伝わりやすいようです。
コンテンツの蓄積
SNSはユーザーの共感を得てファンを獲得できる一方、フロー型のため常に情報発信を継続していく必要があります。オウンドメディアは一度作成すれば継続して需要を得られるストック型になります。今後の企業の資産となっていくでしょう。
需要が大きければ、書籍化や雑誌などのメディア掲載も考えられます。
顧客ロイヤルティ・売上の向上
専門性のある情報の積み重ねが「この分野ならここ」という信頼や安心感をつくります。また、ユーザーに向けた心を込めた発信で、企業への愛着や親しみが生まれます。同じものを購入するなら、いつも役立つ知識を伝えてくれる身近な存在から購入したいですよね。
BtoBマーケティング
担当が直接接触する必要のないオンライン取引が増えています。情報収集をネットで行えることでオウンドメディアの運用はBtoBマーケティングにも有効となっています。
オウンドメディアのデメリット
効果が出るまで時間がかかる
コンテンツを制作し一定のページ数が蓄積されるまで、効果が分かりません。
コンテンツ制作の負担
資産となる良質のコンテンツを制作するには、コンセプト・企画や記事の作成等綿密なプランを立てて実行することが必要です。競合も同じような投稿をしているなら、差別化を図ります。ライバルに人気を奪われてしまうとせっかく時間をかけて制作しても、効果が低下してしまいます。
また、外注が必要な場合、費用や管理の業務が発生します。
商品・サービスによっては、効果を得にくいものもあります。コンテンツ制作に時間をさけない担当者もいらっしゃいます。オウンドメディア運営が自社にとって本当に必要か検討してみましょう。
運営のポイント
- ・ターゲット、目的の設定で発信する情報のコンセプトを決める
- ・親近感や信頼関係の構築
- ・面白い記事を意識せず、自社ならではのコンテンツ作りをする
- ・CMS(コンテンツマネージメントシステム)を利用
オウンドメディアの役割をWebサイトへの流入アップよりもユーザーとの関係構築、流入アップは後からついてくるものと考えます。SNSやメルマガなどを利用してユーザーと継続してコミュニケーションをとるのが効果的です。
また、継続して運用しても、アクセス数のわりに購入・契約などのコンバージョンが上がらない場合、コンテンツの導線を再確認してみましょう。
CMSは、専門知識が無くてもブログのように投稿できるシステムです。多くの記事の管理に適しています。
おわりに
「つまらない記事になるのではないか…」等の不安があるかもしれませんが、ユーザーに寄り添って伝えることで価値のある記事になっていくのではないかと考えます。
「ユーザーが知りたいことは何か」「自社がユーザーの役に立てることは?」「どうすれば課題に気が付くか」
ペルソナを作ってターゲットを把握したり、運営体制を整えたり、コンテンツの企画制作など大きく時間をかけることになります。それぞれの企業にしかない強みや想いをこめて時間をかけて育てていきましょう。