会社案内パンフレット
「パンフレットを活用できていない」「せっかく制作したのに現場で使われていない」「はじめて制作するけどまず何をしたらいいの?」
会社案内パンフレットで、このようなお悩みはありませんか?
会社案内は、どんな会社であるかを受け手に伝えるための大切なツールです。営業、イベントでの配布、採用や広報、ブランディングなど様々な用途で必要とされています。
社員が効果的に活用できる会社案内パンフレットを制作するためには、どんなことに注意すればよいのでしょうか。制作のポイントをご紹介します。
パンフレットのメリット
Webサイトでも会社案内ページがあるのだから、紙媒体の会社案内は必要ないのでは?と考える方もいらっしゃいます。ですが、パンフレットならではの魅力もたくさんあります。企業によって会社案内パンフレットの必要性は異なりますが、活用方法を検討してみてはいかがでしょうか。
- Webサイトのようにアクセスを待つ必要がなく、自らアプローチできる
- 手元に置いていつでも見られる
- 情報がコンパクトにまとめられ、分かりやすい
- 情報を伝えたい順序で届けることができる
- ネットが苦手な方にも有効
- 基本的なことは掲載されているので、営業マンがアピールしたいトークに絞れる
- 新人営業マンをサポート
Webサイト等、他のメディアと組み合わせて展開するクロスメディアマーケティングも可能です。ユーザーにとっても、ぱっと開いて知りたい情報をすぐに見つけられるのは便利ですね。デザインで社風をイメージさせることもできます。
コンセプトの決定
目的とターゲット
「何のため」「誰のため」のパンフレットなのか。
例えば、「新規開拓営業での配布」が目的なら「潜在顧客」がターゲット。自社を知らないお客様に信頼感や親しみをもっていただくにはどんな情報が必要なのか、どんな課題を抱えているのか、自社ができることは何か。
お客様がパンフレットを見て「この会社と関わっていきたい」と感じてもらうには?
調査・分析から目的達成に必要なコンテンツを考えます。
企業コンセプトや強みを把握する
企業理念やCI、会社の歩み、事業やサービスの特徴、競合他社についてをヒアリングして、企業の魅力を目的に合わせてどう表現するかを決めていきます。
また、実際にパンフレットを使う社員から「お客様が欲しがっている情報は?」「どんなことが掲載してあれば営業がしやすい?」などの意見を収集することで、パンフレットの効果を高めることに。
「既存のお客様が自社をどんな理由で選んでくれたのか」「購入を決めた後押しは何だったのか、逆に購入に結びつかなかった理由は何か」これらの情報も、自社のどこをPRすればよいのか、明確になりますね。
現状のパンフレットの見直し
現在使用しているパンフレットの課題をあげ、リニューアルの目的を確認します。
主な掲載項目
企業コンセプトを中心に、ブランディングを考え組み立てます。強みをアピールするだけではなく、納得させる根拠、実績や第三者の声を掲載し、信頼や安心を感じさせる構成を目指します。
下記は掲載内容の一例です。
- ・企業理念、ビジョン
- ・代表挨拶
- ・組織図
- ・沿革
- ・CSR
- ・会社概要
- ・事業内容
- ・商品やサービス特徴
- ・企業の売り、強み
- ・実績、お客様の声
- ・よくあるご質問
- ・施設、設備紹介
- ・社員紹介
- ・契約までの流れ
目的に合わせて、導線を設計します。「パンフレットを手に取った方が、どのように感じ、行動するのか」まずその理想像(こうなってほしいという筋書き)を描き、それを実現することができる構成を組み立てます。
例えばリクルート用なら、ビジョンやメッセージでターゲットへ向けて思いを届け、研修制度や福利厚生、先輩の声、1日のスケジュール紹介等で入社後成長・活躍できる自分をイメージしてもらい、面接にエントリーしやすいよう、エントリー方法や問い合わせ先などを配置します。
会社案内の目的一例
営業用、販売促進・集客用、リクルート用、広報・ブランディング用、IR用等
会社案内の使い方一例
商談・営業先で説明・配布、営業用に郵送、資料請求に対して郵送、展示会・合同説明会などのイベントでブースに設置、セミナーで配布等
制作のポイント
デザインはブランディングや理解度に大きく関わります。下のようなポイントに気をつけて制作を進めていきます。
- 会社のビジュアルアイデンティティに沿った一貫したデザインになっているか
- ターゲットが好感を抱くデザインか、心を動かし行動につなげることができるか
- 内容が分かりやすく、届けたい情報がきちんと伝わるか
- 会社の雰囲気、会社として大切にしているものが表現されているか
- 社員が活用しやすい構成になっているか
ご担当者だけでなく、社長、パンフレットを実際に使用している各部署の方々、ユーザーと接することの多い営業社員皆さまのご協力が、良い会社案内パンフレットを作るための大切なポイントとなります。社内で収集していただいた情報やヒアリングを元に、会社の資産となるパンフレットを目指し丁寧に制作していけたらと考えています。