パッケージデザイン

お店で商品を購入するとき、どのような基準で選んでいますか?
例えばお菓子だったら、「よく買う好きな味」だったり「仕事中でも食べやすいこと、シェアできること」だったり、その商品の良さがポイントかもしれません。
新商品等、まだその商品を知らない場合はどうでしょうか。「ブランド」や「パッケージの見た目」で判断しますね。
このようにパッケージデザインは売り上げに大きく関わる要素です。
ここではグローイングスタイルが考えるパッケージデザインで心がけていることをご紹介しています。

ぱっと見で魅力が伝わるデザイン

「おしゃれなデザイン」が必ずしも「売れるデザイン」ではないとよく言われます。
認知されていれば別ですが、おしゃれにまとまっていても、文字がすべて英語で小さく可読性もイマイチでしたら、何の商品だか分かりません。極端な例ですが、パッケージがかっこよくても味が分からない商品を買いたいと思う方は少ないでしょう。

たくさんの商品が陳列される中、手に取ってもらえなければ商品の良さが伝わりません。
ひと目で心を動かし、存在感を出すために。注意しているポイントがこちらです。

  • 1. ターゲット・コンセプトに合わせたデザイン
  • 2. 情報にメリハリを。商品の良さが伝わるデザイン
  • 3. ブランドの価値を大切にしたデザイン

1ターゲット・コンセプトに合わせたデザイン

まずは、商品コンセプトや商品をどんな方へ届けたいかをお伺いし、対象のお客様層に合った訴求ポイントや嗜好性を把握していきます。

・購入決定を後押しできるようなベネフィットは?
・好まれるカラーや共感を得られるデザインは? 
・競合のパッケージは?

これを考えるにはリサーチ、分析が大切です。これらが不明確のまま制作を進めていけば、他の商品と被ったり、ニーズが合わない可能性がでてきます。購入されてもパッケージデザインが与える印象と商品が異なれば、お客様が違和感を感じ、リピートはなくなるでしょう。

また、親近感を必要とするところに意味もなく「おしゃれ」な要素を加えることは逆効果です。伝えたい印象を決めたら、どうずればより伝わるかに重点を置いて制作します。

どこに陳列されるかによってもデザインは変わります。

2情報にメリハリを。商品の良さが伝わるデザイン

商品のネーミングやキャッチコピーは分かりやすさの重要なポイントです。印象付けられるようなタイトルデザイン、コピー内容を決定します。

また、商品の良さをアピールするため「あれも、これも掲載したい!」と考えますね。
ですが、豊富な特徴があればあるだけ、その一つ一つの良さが薄まってしまいます。限られたスペースなので、文字サイズも小さくなります。
文字量が多ければ、お客様も読む気力がうせ、視線が商品の上を素通りしてしまうことも。
思い切って、コンセプトを元に優先順位をつけ、重要な項目数点をピックアップしましょう。
ただ、性能重視で、内容を把握したいお客様層もいらっしゃるので、文言を削らず強弱をつけて表記するなどをターゲット層によって判断します。

購買意欲は感情や欲求にうったえることで高まりやすくなると言われます。お客様がパッケージを見て、「商品使用によりベネフィットを得ているご自身を想像することができるか」がポイントになります。

3ブランドの価値を大切にしたデザイン

ブランディングには世界観の統一が必要です。どんな思いで開発したかを知ってからパッケージを制作するのと、知らずに制作するのでは仕上がりに違いが出るはずです。商品を購入したお客様に商品以上の満足感を届けるためにもブランディングが大切です。制作前にヒアリングさせていただければと思っています。

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おわりに

他県の親戚や友達へのお土産選びで迷った経験が何度かあります。「埼玉の特徴が分かりやすくて、渡すときにこのお土産を選んだ理由も話したい」そう思うと、「おいしそう」なだけでは選べません。こういう時コンセプトがはっきりしているものが選びやすくなります。

また、満足して購入した後、嬉しくて気になってWebサイトをみたことはありませんか?その多くが内容に納得できて、商品に対する想いも伝わってくるように感じました。
このように、「ブレがなく理念が商品に行き届いている」ことがきちんと伝わるパッケージづくりを目指していきます。

それにはヒアリングやご相談が大切です。ご依頼いただけましたら、より商品の魅力を伝えることのできるパッケージデザインを一緒に作っていきたいと考えています。