売れるネットショップデザイン

ネットショップ制作のポイント

はじめて訪れたオンラインショップで不安を感じた経験はありませんか? 
「セキュリティは大丈夫?」「大手でないから心配」「返品できるか書いてないし…」その不安が解消されなければ購入をためらってしまいますね。

お客様に安心して気持ちよく注文していただくためには、どんなサイト構成が必要なのでしょうか。
売れないサイト、売れるサイトについて考えてみました。

売れない理由は?

商品が売れないネットショップはどんなサイトなのでしょうか。自分の経験や周りの意見からECサイトで購入に至らなかった理由を挙げてみるとこのような課題がでてきました。

  • ・欲しい商品がみつからない、検索しにくい
  • ・セキュリティが心配
  • ・ショップオーナーの思いが感じられない
  • ・写真に魅力がない、商品の良さを感じられない
  • ・自分の欲しいものは無さそう…という印象
  • ・送料や決済などの利用ガイドが分かりにくい
  • ・他のサイトの方がお得に購入できそう
  • ・レビューがない
  • ・そもそもネットショップが認知されていないのでは?

サイトへの信頼感や操作性に問題がありそうですね。
お店側としては、商品やサービスの良さは分かっていて「こんなにいい商品だからぜひ使ってほしい」という熱意があり、お客様に喜んでほしいと感じています。ただそれが表現できていないことによって、消費者側は「分からない」から不安ですし購入に踏み切れないのでしょう。
これで売れるサイトへ改善していくポイント、必要な項目が見えてきました。

改善ポイント

欲しい商品がみつからない、検索しにくい カテゴリー、検索窓、サイドバーの工夫
セキュリティが心配 個人情報保護方針、SSL暗号化について、セキュリティへの取り組みを記載
ショップオーナーの思いが感じられない お店の成り立ちやコンセプト、開発ストーリー等を紹介
写真に魅力がない、商品の良さを感じられない 写真や説明、使用例等お客様が知りたい情報の充実
自分の欲しいものは無さそう…という印象 コンセプトに合ったサイトイメージ、ファーストビューの改善
送料や決済などの利用ガイドが分かりにくい 利用ガイド、商品以外の料金も明確に
他のサイトの方がお得に購入できそう キャンペーン、クーポン、ポイント、アフターサービスの記載
レビューがない モニター等第三者の意見を掲載、お客様アンケート、レビューを書いてもらえる工夫
そもそもネットショップが認知されていない SEOや認知拡大のための施策

売れるサイト 構築の4つのポイント

上の改善点をもとに4つのポイントでまとめてみました。ECサイトを構築の際はこちらに注意して進めていきたいと考えます。

  • 1欲しい商品がすぐに見つかり、安心して購入できる構成・レイアウト
  • 2お客様の不安を安心に変えるコンテンツ
  • 3対象のお客様に魅力を感じていただけるコンセプトに合ったサイトデザイン
  • 4訪問数を増やすSEO、マーケティングに強いサイトの構築

1構成・レイアウト

商品を探しやすくするには? 不安なく購入するためには? 「視認性のあるデザイン」「導線を考慮したレイアウト」で、知りたい情報へアクセスしやすいサイト構築を目指しましょう。

カテゴリー、検索窓

カテゴリーの分け方によって、探しやすさに大きな違いが出ます。例えばブランドにこだわりがないお客様が「コート」を探す場合、ブランド別に分類されているよりも「コート」「インナー」「ボトムス」…等種類でカテゴリー分けしてある方が探しやすいですね。これは対象としているお客様の需要によって異なってくるため作成前にリサーチが必要です。
また、サイト内検索でも探せるよう、ヘッダーやサイドバー等の分かりやすい位置に検索窓(検索ボックス)を配置しましょう。

人気アイテム、セール商品の配置

人気商品やランキングが目に入り、そこに探していた商品があればスムーズに目的を果たせます。他を探すにしても、人気商品に魅力があれば「こんな素敵な商品があるんだ」「他も見てみたい」というワクワク感を提供できます。

リンクボタンやナビゲーションメニューを分かりやすく

お客様が商品を購入しようと決めたら、どんなことを知りたいでしょう。「決済の種類」「送料」「納期」「商品以外でかかる費用」「運営会社」等、お店の情報を探すと思います。お客様が必要なページにスムーズに辿り着ければ、ストレスなく購入を続けられますね。
また、ヘッダー等の分かりやすい場所に連絡先・お問い合わせフォームボタンを設置します。

お客様はぱっと見で、使いやすいかどうかを感じ取っています。数あるネットショップの中からせっかくアクセスしていただいたのだから、ここで「面倒そう…」と判断されて離脱につながらないようにしたいですね。

2コンテンツ

お客様の不安には「セキュリティ」「情報漏洩」「返品対応」「お店の信頼度」等が挙げられます。心配を払拭し逆に信頼していただけるよう、必要なページを作成しましょう。

セキュリティ

・個人情報保護方針でお客様情報の取り扱いを記載
・SSL暗号化について記載(このサイトでのお店とお客様のやりとりは暗号化され、第三者の盗聴や情報の改ざんを防いでいます、といった内容)
・その他お店で行っているセキュリティ対策・取り組みを記載
・お客様に気をつけてほしいセキュリティに関するポイント
確実にリスクがないとは言いきれないセキュリティの問題。注意すべき点をお伝えした上で対策についてご説明すれば、気をつけて運営しているサイトだということが伝わるのではないでしょうか。

お店のコンセプトやオーナー紹介

お客様は、お店がどんな思いで商品を販売しているのか、どんな方が運営しているのかを知ることでぐっと親近感を持つことができます。「なぜお店を始めたのか」「サイトのコンセプト」「開発ストーリー」等の紹介に共感してもらえれば、好感を得られファンになってもらえることもあります。

アフターサービスの記載

購入した後もサポートがあることは大きな安心につながります。お店側が当たり前にしていることでもお客様からすれば有難いと感じることもあります。
また、メールやSNSでクーポンやセール情報を配信しているなら、フォローや登録の方法を掲載します。「顧客になるとお得な情報を得られる」という特別感やメンバーの楽しい雰囲気が伝わるといいですね。

レビュー

ネットショップをオープンしたてならレビューが少ないのは仕方ありません。また、レビューを意識せず運営していたら思うように書いてもらえていないかもしれません。
それを補うためにお客様アンケートで意見を集めたり、モニターを依頼して第三者の意見として掲載してはいかがでしょうか。
口コミを見て購入を決定する方は多数いらっしゃいます。お店がアピールするより、使用したお客様の感想の方が効果があったりします。
レビューの協力をお願いしたり、お客様の声のページを作るなど工夫してみましょう。

商品ページの充実

「商品の情報が少ない」「写真に魅力がない」そのような商品ページでは購入意欲が下がってしまいますね。
「商品を使用することで生活が改善する」「このように使うこともできる」等とお客様が想像できるよう、使用例や詳しい説明、複数の写真を配置します。

この他、お店の「ご利用ガイド」を分かりやすくしたり、「よくあるご質問」ページを作成する等、より使いやすいサイトに改善させていきます。

3コンセプト

「自分の欲しいものはここには無さそう…」そう思わせてしまうのは、対象のお客様層に合ったデザインではないからです。サイトデザインでお客様への訴求力を高めるためにはお客様目線での設計が必要です。どのようなお客様が対象なのかが曖昧だと、伝わるデザインを絞り込むのに無駄やブレが生じてしまいますね。また、どんな方にも合う無難なデザインは、逆に特徴のないサイトとなってしまいます。コンセプトのない見栄え重視で作られたデザインも同様、キレイだけど印象に残りにくかったり、心に響かなかったりします。

対象とするお客様がサイトを訪れた時「ここのお店は自分に合っている」「好き」と感じていただくために。
商品やサービスへの熱意やお客様への思い、コンセプトを文章化してみることもおすすめです。

また、ファーストビューで目的に合わないと判断され離脱につながることがあります。一目見てどんなサイトなのかを伝えられるようイメージ画像やコピー等にこだわります。

顧客モデル作成についてはこちらでご紹介しています。

4SEO、マーケティング

お店の存在が認知されていなければ、訪れるお客様は少なく、当然売り上げも上がりません。集客のための施策が大切です。

「SEO」と聞くと難しく考えてしまうかもしれませんが、タイトルや見出しを分かりやすくするだけでも検索順位に違いが現れます。他のサイトはどんなタイトルにしているのかご覧になってみてください。お客様が検索すると思われるワードがきっと入っていると思います。

google検索では、「お客様にとって役に立つ良質なコンテンツ」が上位表示されるようになっています。サイト内にブログを設置し、そちらからの流入を増やすコンテンツマーケティングがおすすめです。EC-cubeならWordPressとの連携可能(バージョンによってプラグイン有料)、ASPのカラーミーやBASEではnoteとの連携が可能です。

また、「SNSマーケティング」等、無料で始められるマーケティングなら導入しやすいかもしれません。ネットショップへの流入元が増えればお客様の訪問数が増え、検索順位にも影響します。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

おわりに

「売れるサイト」=「お客様のニーズに応えるサイト」であると感じます。
ここでご紹介した改善ポイントを既に行っているというショップオーナー様もいらっしゃると思います。分析、改善には「ここまでやればOK」というラインがなく、何が正解かも分かりにくいので大変です。それでも地道に積み重ねて、一人でも多くのお客様に伝わるサイトを作っていきたいですね。

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