GoogleとYahoo!の検索結果の違いは?
検索エンジンの仕組みとSEO対策について
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「どうして同じキーワードで検索しても結果が違うの?」
「SEO対策は検索エンジンによって変えるの?」
Google、Yahoo!、Bing等の検索エンジンごとの結果の違いに、疑問を感じたことはありませんか?
ここでは、検索エンジンの違いや仕組み、検索エンジンに評価されやすいページについて考えてみたいと思います!
また、SEO対策について、こちらのページでもご紹介しています。SEO対策はこちら
ぜひご覧ください!
検索エンジンとは?
検索ボックスにキーワードを入力すると、世界中のWebサイトの中から適したページを探して一覧表示してくれますね。このシステムが検索エンジンです。Google、Yahoo!、Bing、exciteやBaidu等様々な検索エンジンがあり、国によってもよく使われる検索エンジンが異なります。
日本で人気の検索エンジン
世界で圧倒的なシェア率を誇っているGoogle検索エンジン。
Googleには「Gmail」「Googleスプレッドシート」「Google カレンダー」等、無料で使える便利なサービスが多いですよね。それらのユーザーの多くは使い勝手が良いブラウザ「Chrome」を利用しているのではないでしょうか。また、「Safari」の初期設定は「Google検索エンジン」です。iPhoneの「Safari」とAndroidの「Chrome」。スマホでは多数が「Google検索エンジン」を使用していると言えます。
Yahoo!(Yahoo! Japan)
日本ではGoogleに続いて利用者が多いYahoo!検索。検索だけでなくポータルサイトとして、多くの独自コンテンツやサービスを提供しています。
Yahoo! Japanでは、2011年からGoogleと同じ検索エンジンの仕組みを採用しています。
Bing
Microsoft社が提供するBing。Windowsにデフォルトで搭載されるブラウザ「Edge」の検索エンジンでGoogle、Yahooとは異なる独自の技術を使用しています。シェア率は高くありませんが、企業によっては「Edge」やその前身の「Internet Explorer」のユーザーも多いです。取引先企業が何のブラウザを使用しているかチェックしておきたいですね。EdgeやIEユーザーが多いようなら、BingのSEO対策も考えてみてはいかがでしょうか。対策にはBingのウェブマスターツールやガイドラインを活用します。
こちらから利用状況の統計をチェックできます。参考にしてみてください! StatCounter
また、Googleアナリティクスでは、どの検索エンジンから自社サイトへ流入したかを調べることができます。Googleアナリティクス「集客」の「すべてのトラフィック」から「参照元/メディア」を開きます。
ぜひ自社サイトを確認してみましょう。
Google検索とYahoo!検索の違い
Google検索エンジンとYahoo!検索エンジンが同じアルゴリズムであると紹介しました。それなのに検索結果が異なるのはなぜ? 検索エンジンの特徴を見ていきましょう。
Google検索エンジン
パーソナライズド検索
ユーザーがよく使う検索や閲覧履歴によってユーザーに合わせた検索結果が表示されます。
これによって、例えばパソコンを共有している家族、Yahoo!検索をよく使うAさんと、Google検索を使うBさんがいる場合。ふたりの興味関心の違いによって検索結果が変わってくるかもしれませんね。
ローカライズ検索
Google検索では地域に関わりが深い店舗やサービスを検索するとユーザーの所在地によって最適化された検索結果になります。
ユニバーサル検索
Googleの検索結果では、キーワードに関する要約を閲覧できる「ナレッジパネル」、Mapとともに表示される「ローカルパック」、その他「強調スニペット」、「求人情報(Google for Jobs)」、「Googleニュース」、「ショッピング一覧」等、Webページとは異なる様々なコンテンツが表示されます。この機能がユニバーサル検索です。ユーザーの検索意図や要望に応えるコンテンツを届けようとする仕組みになっています。
Yahoo!検索エンジン
一方Yahoo!の検索結果には、「Yahoo!ニュース」、「Yahoo!知恵袋」、「ヤフオク」等、Yahoo関連の情報が入ります。ユーザーの課題を解決するための独自のサービスを結果に反映させています。
SEO対策はどうすればいいの?
上で紹介した理由から、ユーザーによって検索結果の表示が異なることがあります。ですが、標準で検索されるWebページの順位はGoogle検索もYahoo!検索もほぼ同じになります。Googleに評価されればYahoo!でも評価されます。よって基本的にはGoogle検索エンジンへの対策を行います。
ユーザーの課題や悩みにこたえるコンテンツが評価され、検索上位に表示されます。対象となるユーザーから共感を得るためには、ユーザーを理解しニーズを把握することが大切ですね。また通常の検索結果の上にユニバーサル検索によるコンテンツ表示があります。Googleビジネスプロフィールを活用する等、サイトに適したGoogle検索エンジン対策を行っていきましょう。
また、自社サイトはよく検索・閲覧していることが多いため、上位表示されるように最適化されている可能性があります。「SEO対策が順調だ」と喜んでいても、別のパソコンで見たら思ったような順位ではないかもしれません。実際の検索順位はブラウザのシークレットモードや、無料ツール「SEOチェキ!」等で確認してみましょう。
Google検索の仕組み
Google検索エンジンは、どのように表示順位を決めているのでしょう。
SEO対策ではコンテンツの質が大切と言われていますが、どのように評価されているのか知りたいですよね!ここではGoogle検索がサイトを表示するまでの仕組み、3段階をみていきましょう。
クローリング
ロボット型検索エンジン、「Googlebot」と呼ばれるクローラーが、インターネット上にある大量の情報を巡回します。サイトのトップページから始まり、リンクをたどって読み取りを行っていきます。
すべてのWebページを巡回するのに相当な時間がかかりますね。だから新しいページはなかなか見つけてもらえないんです。
そこで新しいページにはGoogleサーチコンソールで「XMLサイトマップ送信」を行い構造を伝え、次の段階「インデックス登録」のリクエストをします。
また、外部からもリンクされることでクローラーの巡回頻度が上がります。巡回が増えればより正確に評価されるようになります。良質のコンテンツで被リンクを増やすこと、認識しやすい内部構造でクローラーがスムーズにサイト内を巡回できるようにすることが大切です。
インデックス
次にGoogleのデータベースに登録されます。これがインデックスです。ここでもWebページの整理された内部構造が大切です。内容がいくら良くても、クローラーにとって分かりにくい構造だった場合、情報がきちんとインデックスされず、次のステップのランキング評価に影響してしまいます。
自社サイトがインデックスされているのかどうかは、Googleサーチコンソールの「URL検査」等で確認することができます。また、URLの前に「site:」をつけて検索すると、インデックスされているページが表示されます。
ランク付け
Googleのアルゴリズムに基づいたランキングが行われます。ここで高い評価を受ければ、結果一覧の上位に表示されます。多くの基準がありますが、ユーザーのニーズに合ったコンテンツであることが重要視されています。そして、この順位決定のプログラムは検索エンジンに対するユーザーの満足度向上のため、常に改良が続けられています。
「パンダアップデート」「モバイルフレンドリーアップデート」「日本語検索アップデート」…等、大きなアップデート後に、検索順位に影響が出た方もいらっしゃるのではないでしょうか。今後も改善が行われていくと思いますが、基本は「ユーザーファースト」です。信頼できる有益な情報、使いやすいUIデザイン、快適なUXデザインやページスピード等、ユーザーにとってより良いページを追求することが、SEO対策にもなるんですね。
おわりに
Google、Yahoo!、どちらの検索エンジンも、ユーザーにとって最適な結果を表示させることを追求しています。目指すところは同じでも、それをどのような方法で行うか、運営企業の独自の要素が入り、違いが表れていることをご紹介しました。
また、検索してから一瞬にして結果が一覧表示されますが、そのために常にクローラーが巡回してインデックスし、その情報によって順位付けが行われています。この流れからも、クローラーに認識されやすいページ構造の大切さが分かります。
そして、「ユーザーに役立つコンテンツ」を制作する中でも、どのポイントに注意するかを把握しておくことが大切ですね。Googleアルゴリズムの詳しいアップデート内容や基準については次の機会にまとめてみたいと思っています。