購買意欲を高めるためのホームページ

前回のブログではホームページからのお問い合わせを増やす改善ポイントをまとめました。

引き続き、「ホームページの効果が上がらない」「どう改善したらよいのか分からない」などのお悩み解決に向けて、今回は購入につながるホームページについてご紹介します。コンテンツ制作の参考になれば幸いです!

購買につながる心理効果

一貫性の原理

人ははじめに取った行動を続けて行おうとします。
例えばこのようなことはありませんか?
「人からの依頼を受けた時、次の依頼も受けてあげたいと感じる」「部屋の整理で、物を一つ捨てると、他の物も捨てやすくなる」「はじめに質問に答えると、次の質問にも応じる」

このように、人は無意識に行動や考えを「一貫したものにしたい」という心理が働きます。ホームページでも、ある程度読んだら最後まで読んでもらいやすくなります。はじめのコンテンツは特に「思わず読んでしまう」ような内容にしたいですね。
また、ユーザーが肯定しやすい問いかけを初頭に配置することで、後に続くコンテンツを肯定した状態で読んでもらえることが期待されます。

確証バイアス

最初に受けた印象や思い込みにより、続くコンテンツからその印象に合う情報を収集しようとする傾向があります。
例えば、ファーストビューで華やかな女性らしさを感じた場合、それに合う情報に注意が向けられます。第一印象が後々にも影響することから、ファーストビューの重要さがわかります。

バーナム効果

多くの方に当てはまる内容をいくつか繰り返し、「これは自分のことだ」と思わせる効果です。自分をわかってくれていると感じると、人はその相手に好意を抱きやすくなります。
ただ、「自分のことかも」とページを読み進めていただけたとしても、商品やサービスがそのユーザーの悩みを解決するもので無ければ信ぴょう性がなくなるので、ターゲットに適した内容であることを確認しましょう。

人は自分に関係のない情報を受け流し、逆に必要だと感じると情報をキャッチし始めます。また、自分には無理だと感じる情報には素通りし、自分でもできそうだと思える情報は収集します。まずはコンテンツを「自分ごと化」してもらうことが大切ですね。

ツァイガルニク効果

完了していることよりも未完了な状態のものが記憶に残りやすいと言われます。残っているタスク、解けなかった問題、ドラマやアニメの続きに気をとられたことはありませんか?
この「続きが気になる」を利用して、見込み顧客との交流を作り、興味を持ってもらいます。

・広告などでストーリーを完結させず「続きはWebで」などと誘導
・ホームページやSNSなどの連載コンテンツ
・途中まで無料で閲覧可能、続きは会員限定のコンテンツ

決定回避の法則

選択肢が多いと選ぶのが負担になり決められなくなります。お客様に合った商品・サービスを絞ってご提案することで購入決定しやすくなります。

心理効果についてはこちらでもご紹介しています。
よろしければご覧ください!

ターゲットの感情に適した色彩心理

行動を促す色は赤で、購買意欲を刺激します。赤は人のカラダに作用し食欲増進や欲望刺激などの影響を与えると言われます。
このように色彩は人の感情や体に影響をもたらしています。色に期待される効果は下記になります。

・赤:活発、競争
・青:血圧を抑え興奮を鎮める、集中力を高める、落ち着き、冷静
・黒:高級感、優雅さ
・ピンク:幸福感、安心感、可愛らしさ、怒りの抑制
・白:清潔感、上品、洗練
・緑:リラックス、癒やし、安らぎ、穏やか、目に優しく負担が少ない
・オレンジ:暖かさ、ポジティブさ、血行促進、食欲増進、自律神経刺激、感情の落ち込み緩和
・黄色:陽気、元気、左脳を刺激、コミュニケーション促進

ターゲットの望んでいる効果・感情を知ってサイトに取り入れ、訪れたターゲットに心地よさを感じてもらいたいですね。色彩心理についてはこちらでもご紹介しています。よろしければご覧ください!

共感を得るストーリーマーケティング

ユーザーに「商品を使ってみたい」「誰かに教えたい」という感情をもってもらえるような、商品・サービスにまつわる「ストーリー」を伝えます。

・どんな思いで開発したか、どのような困難があったか
・会社や商品の歴史
・競合との差別化になるような技術や人物
・商品を物語に登場させて心に残す
・商品効果をわかりやすくストーリー化する ほか

ストーリーで感情移入してもらえれば、記憶に残りやすくなります。また、ユーザーはSNSや口コミで発信します。ストーリーを誰かと共感できることも、他にはない付加価値となります。

詳しい写真・レビューで購入を後押し

ユーザーは購入の際、損をしないようしっかりと情報収集、比較検討を行います。
また、ECサイトでは手に取ることができないため、「本当に購入しても大丈夫か」と不安になります。
そこでサイズ感や素材がわかる詳細な画像や、様々な角度の写真、使用イメージがあることが重要になります。商品の色も購入の決め手となることが多いため、色ごとの商品画像も掲載したいですね。

また、第三者のレビューは不安の解消に有効です。
同じ悩みをかかえたユーザーの感想は共感しやすく、メリットや使用感を想像しやすくなります。ユーザーが商品使用時の姿を想像できなければ、購入意欲の向上につながりません。

レビューは、第三者の感想としてユーザーに安心を与えるほか、商品やサービスの改善や顧客との交流による関係性の構築など、会社の財産になります。購入後にレビューを依頼し特典を提供するなどして集めていきたいですね。

一緒に購入すると便利なアイテムや、同時購入が多い商品の紹介も行います。ユーザーの購入意欲が高まっており、また、一度購入すると、購入のハードルが下がります。

UGC(User Generated Content)

UGCとは、自社のサービスや商品についてをユーザーが投稿したコンテンツです。
セールスや売り込みを感じさせずに魅力を伝えてもらえ、第三者の意見として説得力があります。UGCのメリットはこちらです。

  • ほかにも多くのユーザーが使用しているなら安心
  • 同じ悩みを持つユーザーの意見なら信頼できる
  • 身近な使い方の工夫やアレンジが楽しい
  • ネガティブな感想も信頼度アップ
  • 自社サイトに埋め込んで、ページににぎわいを出す

UGCを集めるには、決まったハッシュタグを入れて投稿してもらうことをユーザーに呼びかけたり、ハッシュタグキャンペーンなどのイベントを実行したりします。UGCを掲載させていただく際は、投稿者に許可をもらう必要があります。無断で使用しないように注意しましょう。

InstagramやUGCについて、こちらでもご紹介しています。
よろしければご覧ください!

不安に応えるさまざまな特典

「合わなかったらどうしよう」「もっと安いサイトがあるかもしれない」などの不安が残っていると、購入に至りません。購入後のリスクを軽減させるサービスの用意や、試供品・無料お試し期間などがある場合は記載して心理的ハードルを下げましょう。また、「〇個限定」「〇日までがお得」など、今購入する理由を作るのも購入の後押しになります。

・送料無料
・全額返金保証 
・返品についてを明示する
・今ならひと月分無料
・トライアル など

購入後にも、「本当に良かったのか」という心理が働く場合があります。不安が残らないよう、満足度を上げるサンクスメールを送りましょう。

おわりに

購買意欲の向上や、購買の後押しになるような施策をご紹介しました。記事の構成で迷った時のご参考になればと思います。
お客様が気分よく購入できるよう、必要な情報を心理に合わせてお伝えしていきたいですね!

LP作成やUGC埋め込みなどもお気軽にご相談ください!

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