今押さえておきたい
マーケティングに関するキーワード
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今後のマーケティングは? 気になるキーワード
新しいマーケティング施策を検討する際、今の社会の流れを知っておきたいですよね。
今回は、最近の動向から、いくつかのキーワードをピックアップしてみました。
SaaS市場の拡大
SaaS(サース)
SaaSはインストールせずともインターネット経由で利用できるクラウド型のサービスです。
パソコン等のデバイスにインストールするソフトウェア型に比べ、「メンテナンス等の管理負担がない」、「サブスクリプション(月額制)が多く、初期費用を抑えることができる」、「簡単に始められる」等のメリットがあります。
SaaSの有名な例
「Zoom」、「Skype」、「Google カレンダー」、「LINE WORKS」、「Dropbox」、「Google Workspace(旧G Suite)」、「Sansan」、「Microsoft Office 365」等
クラウド型予約システムや、BASEやSTORES等のSaaS型ECサイトも人気です。自社でシステムを開発・メンテナンスするにはコスト・時間がかかりますし、セキュリティ面のリスクも考えなければなりません。
リモートワーク等コミュニケーションをオンラインで行うことが増えている今、SaaS市場が益々拡大されると見られています。オンラインサービスの導入で業務の効率化を考えるとともに、サブスク人気も念頭に置いておきたいですね。
「お客様の声」の重要性
今後、どれだけお客様の声を聞き取り、共感を得られるマーケティングを展開していけるかが重要な鍵となっていきます。コンテンツマーケティングにおいても、お客様の課題を解決するための情報発信がポイントですよね。
選び続けてもらえる企業になるために。お客様とのコミュニケーションの場をつくり、課題・悩みを理解していくことが、今後さらに大切になります。
CMO(Cheif Marketing Officer)
マーケティングを統括する最高責任者で、部署を超えて一貫したマーケティング施策を行う役割を担います。お客様の声を拾い上げ、自社商品やサービスの向上を図り、経営戦略に生かします。「顧客の感情」と「自社の経営」、両方の立場で理解でき、各部署を率いる役職です。日本ではまだ少ないようですが、欧米では注目されているようです。
コミュニティマーケティング
SNSの普及で、好みや価値観の近いユーザーでコミュニティが生まれやすくなっています。また、自社の顧客やファン同士のつながりの場を作る企業もあります。そのようなコミュニティからお客様の声を聞き取ったり、ユーザー同士の結びつきを深め、ロイヤリティーや購買意欲向上を図ります。
カスタマーマーケティング
購入後も顧客との関係性を大切にしロイヤリティーの向上を図ります。口コミの効果の大きさや、サブスクリプションの増加、顧客生涯価値の視点等から既存顧客への注目度が高まっています。
また「カスタマーサクセス」がポイントだと言われます。購入後も関係性を維持し、顧客を成功に導いたり、成長を促したりすることで、より顧客満足度が上がり、ファン化が期待されます。カスタマーサクセスを実現するためには、顧客のこと理解していなければ難しいですね。
ライブコマース
今、若い世代を中心にライブ配信が流行っています。SNSアプリ「17Live」「ふわっち」等はCMでも見かけますね。ライブ配信では配信側(ライバー)とリスナーが気軽にコミュニケーションをとれるのが魅力です。
そんなライブ配信の中で販売を行うのがライブコマースです。ライバーのリアクションを感じたり、商品について気になった点をすぐに直接聞くことができます。ネットショップでは分かりづらい部分もライブでなら知ることが可能なんです。また、信頼できるタレントや好きなインフルエンサーがおすすめの商品なら安心して購入できますね。
ポッドキャスト
ポッドキャストは配信されている音声コンテンツを無料で楽しめる人気のサービスです。たくさんのプログラムがあり、好きな番組を登録しておけばその番組の新しいコンテンツが自動でダウンロードされます。放送時間を気にすることなく、何かをしながら気軽に聴くことができるのが魅力ですね。
この「ながら聴き」は、記憶に残りやすくブランディングにも適していると言われます。「ポッドキャスト」をコンテンツマーケティングに導入する企業が増えているようです。
Google ビジネスプロフィール(旧Google マイビジネス)
ビジネスの基本情報を無料で掲載できるGoogleのサービスです。昨年「Google マイビジネス」の名称が「Google ビジネスプロフィール」に変更されました。「投稿機能でリアルタイムで情報を発信できる」「検索上位」「口コミへの対応が可能でユーザーとコミュニケーションをとることができる」等のメリットがあり、上手に利用すれば強力な集客ツールとなります。Googleマップを利用する消費者が増えており、今後も、特に店舗のあるのオーナーにとって注目のサービスになります。
個人情報保護によるCookie廃止の流れ
サードパーティCookieの段階的廃止
サードパーティCookieとはホームページにアクセスした際、第三者のサイトが埋め込んだCookieです。
2022年から2023年に延期されたGoogleのサードパーティCookieの廃止。GoogleだけでなくAppleもすでにSafariでサードパーティCookieをブロックしています。脱サードパーティCookieの流れは、リマーケティング広告に影響があるのでしょうか。目を向けていきたいと思います。(リスティング広告は影響がないと言われています)
ネット広告については災害に強く、コロナ禍でも成長がみられたようです。今後もネット広告は伸びると予想されています。
改正個人情報保護法
2022年4月からは「改正個人情報保護法」が施行されます。Cookieで取得した情報を第三者に提供する場合は注意します。提供先が保持するデータと照合することで特定の個人が識別できる「個人情報」となる場合、ユーザーへ利用目的等の明示し、利用についての同意を得ることが必要になります。
個人情報保護法について(個人情報保護委員会サイト)
おわりに
コンテンツの発信内容や方法は顧客に寄り添ったものであることが、より重要となっていきそうです。気軽に参加できるウェビナーや、わかりやすいYoutube等の動画活用も需要が高まっています。
これからもユーザーのニーズに耳を傾け、商品や機能の優れた部分の訴求に偏らず、具体例や口コミで顧客がイメージしやすいコンテンツ、ストーリー性のある共感できるメッセージ等を届けられるよう考えていきたいと感じています。