お店や企業のInstagramマーケティング。アカウント運用を始める前に
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以前、Instagramマーケティングの魅力や施策についてご紹介しました。
Instagramは画像や動画の閲覧、ユーザーの感情の入ったリアルな情報が得られるタグ検索、興味関心の近いユーザー同士のコミュニケーションなどが魅力のSNSです。
ユーザーは10代~40代、特に女性に多いと言われています。女性向けサービスを展開しているなら、ぜひInstagramを活用していきたいですね。
ただ、Instagram運用開始にあたってアカウントを作ったものの、「どのような投稿をすればよいか分からない」「集客につながらない」「フォロワーが増えない」などでお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、企業アカウント運用前に知っておきたいポイントをまとめてみました!
投稿の方向性や考え方の参考になれば嬉しいです。
目次
Instagramマーケティングを始める前に
明確にしておきたいこと
どのようなにアカウントを作っていきたいですか?
発信のテーマがバラバラだとユーザーの記憶に残りません。
コンセプトや計画がはっきりしていれば、あとはそれに沿って投稿を作っていけばOK。「投稿の内容をどうしよう」「続けられるか不安」などのお悩みもコンテンツ作成の時間も軽減されます。
①対象のユーザーを決める
多くのユーザーに受ける投稿を作ろうとするとメッセージ性が弱まります。自社のサービスを喜んでくれているのはどんなお客様でしょうか。そのようなお客様の課題解決やサポートに自社はどのような対応ができるでしょうか。
サイト制作と同様、ペルソナを設定します。年齢層、地域、性別などの属性、家族や趣味、仕事などの顧客像をイメージしましょう。ユーザーによって配信内容や時間帯、投稿のビジュアルが変わってきます。
②Instagramマーケティングの目標(KGI)を決める
Instagramを上手く活用することで顧客ロイヤルティの向上、認知拡大などが期待されます。
下記は一例です。
・多くのユーザーの悩みを解決することで顧客との信頼関係をつくりたい
・使い方の提案やユーザーのアレンジ紹介など情報の行き交うコミュニティの場を作りたい
・言葉で伝えにくい「手順」や「使い方」をわかりやすく紹介し、商品による便利さ快適さを知ってほしい
・世界観のある動画や画像発信で統一したブランドイメージを構築したい
・自社サイトに誘導して売り上げにつなげたい、お問い合わせを増やしたい
目標(KGI)が決まったら、KPI(目標に対する指標)を設定します。
Instagramの分析ツール「インサイト」を使用すれば、プロフィールへのアクセス数、リーチ数、インプレッション、エンゲージメント数(いいね!・コメント・保存)、フォロワー数などを見ることができます。数値で測れるので、改善されているかどうかが分かりやすく、ユーザーの反応はモチベーションの向上にもなりそうですね。
「1か月でリーチ数5000を目指そう」
「まずはフォロワー1000人を目指そう」
「そのためには2日に1回は投稿しよう」
このように具体的に決めてみましょう。
③競合との差別化
競合アカウントをチェックして、自社の強みの把握、差別化を図ります。投稿内容や施策、デザイン、タグ、キャラクターなど、成功例を参考にしつつ、自社ならではのコンテンツやビジュアルを考えます。
製法、原材料、SDGs、サポート内容などのこだわりにあらわれる、お客様への想いは企業それぞれです。それが伝わるコンテンツを作っていきたいですね。
投稿者のキャラクターの統一性は、ユーザーに安心感・親近感を与えます。目的によっても異なりますが、ユーザーとのコミュニケーションには、親しみやすいイメージが良さそうです。専門性があって頼れそう、応援したくなる、見ると元気になれる、など。コメントの印象について意識してみてはいかがでしょうか。コメントの違和感や不自然さは不信感を与えるので気をつけましょう。
④企業アカウントの準備
通常のアカウントをプロアカウントに無料で切り替えることが可能です。プロアカウントにすることで、前述した「インサイト」(投稿表示回数、エンゲージメントなどのデータを分析)を使用できるようになります。Facebookページとの連携が必要になったり、アカウントの非公開ができなくなるなどのデメリットもありますので、確認してから切り替えを行いましょう。
また、プロフィール欄を充実させる必要があります。
プロフィール欄でフォローするかを判断するユーザーもいますし、Webサイトにもアクセスしてみたい、と興味を持ってもらうことも大切です。
Instagramでは、プロフィール欄へのリンク以外にリンクを貼れません。Webサイトに誘導したい場合はプロフィールのリンク先にWebサイトURLを設定します。各投稿からプロフィール欄へ遷移してもらい、プロフィール欄からWebサイトへの流入を促す流れになります。
フィード画面への表示を増やしてフォロワーを集めたい
フォロワーを増やすためにInstagramのアルゴリズムを押さえておきたいですね。ユーザーに見てもらうためには自分の投稿の表示率を上げる事が必要です。
ユーザーの関心度で表示の優先順序が変わります。「いいね」や「保存」のリアクションが高い投稿が、質が良いコンテンツと判断されます。コメントのやりとりで交流が活発なアカウントも評価されています。
なかでも「保存」の重要度が高いと言われています。後で見返したくなるような投稿を心がけてみましょう。
また、「ストーリーズ」も人気が高まっています。24時間で消えてしまうコンテンツですが、プロフィールページに保存できます。画面いっぱいの表示が印象に残りやすく、アンケート機能やライブでファンとの交流も可能です。フォロワー参加型コンテンツで距離感を縮めたり、特別感を演出していきたいですね。
評価されることでフォロワー以外のフィード画面への表示や「発見タブ」「ハッシュタグ検索」での表示にもつながります。
投稿デザインについて
「発見タブ」「ハッシュタグ検索」でタップしてもらうには、ビジュアルを目立たせ、ユーザーの興味を惹く必要があります。投稿によってはテーマが分かりやすいように、タイトルを大きく読みやすくしたり、続きを読みたくなるコピーをつけます。
目的にもよりますが、Instagramでは文章を読ませるよりも、ビジュアルで理解できる簡潔なテキストや動画・画像で共感してもらえる投稿が人気のようです。
また、デザインの統一でアカウントのブランディングを行い世界観を作ります。技術に自信が無い方は、写真の補正や加工・アニメーションができる無料のアプリや、デザインテンプレートがありますので、取り入れてみてはいかがでしょうか。
無料のテンプレートを加工してオリジナリティを出したり、自作のデザインをテンプレート化しておくのがおすすめです。投稿にかかる負担を減らすことは、投稿の継続にもつながります。
おわりに
ユーザーにとって役に立つコンテンツを発信することがWebサイトの価値を上げるように、Instagramでもユーザーから支持されることでフォロワーを増やしたり影響力を持つアカウントに成長します。
また、Instagramではコミュニケーションがとりやすいため、ユーザーの悩みを解決するのと同様に、ユーザーの悩みに共感することも大切です。「こうしたら良いですよ」という回答よりも「それわかります!」「大変ですよね」と、分かってもらえたことの方が嬉しいこともありますよね。
商品・サービスの良さを訴求しすぎると売り込み感が強くなり敬遠されてしまうことも。
Instagramマーケティングは効果がすぐには出てきません。売り上げにすぐに結びつかなくても、お客様のためにできることを考えて投稿し、気づいたらフォロワーが増えていた、というのが理想かもしれませんね。
WordPressにInstagramの投稿フィードを埋め込むことが可能です。Instagramを活用されている方、サイトに表示させたい方はぜひご相談ください!