ホームページからのお問い合わせを増やす改善ポイント

ホームページを構築してそのままにしていませんか?
また、「サイトからのお問い合わせが少ない」「ホームページからの売り上げを上げたい」「集客につながらない」このようなお悩みはありませんか?

運用・改善することでホームページの価値を高めていくことは何となく分かっているけれど、具体的に何をしたらいいのか悩んでいる方も多いと思います。ここではホームページからのお問い合わせを増やす改善ポイントをまとめました。

1.コンバージョン率を改善する施策

サイトへのアクセスが増えているのに、お問い合わせ数は増加していない、成果につながらない場合はこちらの改善を行います。

サイトの目的・ターゲットを明確に

ユーザーがサイトに訪問する理由には、「問題を解決したい、そのための情報が欲しい」「他社と比較したい」などがあります。
ニーズに応えるためにユーザー視点でコンテンツを発信することが必要です。
顧客のことを理解できているかを見直します。

  • ペルソナ設定の見直し
  • どのようなユーザーに何を伝えたいのか、何を解決できるか
  • 既存顧客に喜ばれていることは?
  • コンテンツとユーザーのニーズが乖離していないか
  • ユーザーはどのキーワードでアクセスしているか
  • SNSでの関係性構築、お客様の声のヒアリング

問い合わせまでの導線を改善

導線設計では、ユーザーの不安や疑問をあらかじめ想定して、それを解消するコンテンツを配置します。また、商品の機能解説やアピールばかりではなく、商品によって得られるメリットを想像してもらえるコンテンツを用意します。それによりユーザーは安心してサービスへのお問い合わせやアクションを起こすことができます。

  • 読み進めるうちに不安や疑問が解消され、サービスに関心を持ってもらえるコンテンツの準備、導線の設計
  • どのページにいてもわかりやすいお問い合わせフォームへのリンクを設置
  • 適切な内部リンクを貼る
  • 電話問い合わせの表記で安心感を与える

CTAの最適化

CTA(Call To Action)とは、サイトの目的に向けてユーザーを誘導するテキストや画像のことです。問い合わせたいと思っていただいても、どのように問い合わせればよいか不明だと、あきらめて離脱されてしまいます。
目立つ場所へ、クリックしたくなる内容のリンクボタンを配置します。また、問い合わせへの不安や心理的なハードルを下げる「マイクロコピー」を準備しましょう。
ここでは以下の項目をチェックします。

  • セキュリティ、個人情報の取り扱いに安心していただける表記
  • 簡単にお問い合わせができることを伝える
  • 相談無料、電話でのセールスはしないなどのマイクロコピー
  • 思わずクリックしたくなるデザイン、コピー

CTAについて、よろしければこちらもご覧ください。

入力フォームの最適化(EFO)

入力項目が多すぎたり、入力しづらいと負担を感じてお問い合わせするのをやめてしまいます。できるだけ面倒に感じないフォーム制作を行います。

  • 選択式にする(セレクトボックス、ラジオボタンなど)
  • 入力アシスト(郵便番号からの住所自動入力など)
  • 最低限の入力項目
  • 入力例(プレースホルダ)を表示
  • エラー箇所を目立たせる
  • SSL(データを暗号化して送受信)

EFOについて、よろしければこちらもご覧ください。

コンテンツ不足の改善

更新されていないサイト、情報の古いサイトは信頼感を持てないですよね。また、ユーザーの欲しい情報がない場合も離脱につながります。ペルソナをもとに、新しいコンテンツを更新していきましょう。

また、よく知らない会社から商品を購入したり、サービスを契約したりすることには抵抗があります。自社のことを知ってもらうためのコンテンツの準備、ブランディングを行います。強みを明確にして「〇〇のことなら、この会社に相談したい」と感じていただける記事を作成していきたいですね。

コンテンツ内容の改善

サービス・商品の機能をついつい説明してしまいますが、ユーザーは、サービスによって得られるベネフィットに興味があります。「これがあればこんなに生活が楽しくなる」「この商品によって時短できるから、趣味の時間を増やせる」「毎日気分良くすごせる」などの活用メリットをイメージできると購買意欲が上がります。ユーザーの心を動かすコンテンツになっているかを見直します。

  • ユーザーの悩みを解決できるか
  • 競合と比較し、自社が選ばれる強みが表現されているか
  • 迷っているユーザーを後押しするコンテンツがあるか
  • お客様の声や事例など、同じ悩みを持った第三者の共感できる口コミや意見で商品への安心感、使用イメージを伝えられているか
  • 「もっと知りたい」「使ってみたい」とポジティブな想像をしてもらえるか

UI・UXの改善

UIとはユーザーインターフェイスのことで操作のしやすさ、UXはユーザーエクスペリエンスのことで、サイト利用で得る体験を指します。
「操作性が良く迷わずスムーズにお問い合わせができた」「知りたい情報がすぐにわかった」など、サイト利用時の満足度を向上させることが大切です。

  • テキストのサイズ・視認性
  • サイトの配色
  • スクロールやオンマウスのエフェクト、動きの滑らかさ
  • メニュー、ボタンの押しやすさ

ファーストビューの見直し

ファーストビューでユーザーにとって必要なサイトであるかを一瞬で判断されてしまいます。この部分の修正で大きく成果が変わることもあります。

  • 具体的な数字で信ぴょう性を高める
  • 権威性、専門性を表す監修、賞、実績の記載
  • 商品やサービスの魅力的なイメージや動画、コピー
  • 統一感のあるビジュアル

2.ホームページへのアクセス自体が少ない場合の改善点

検索エンジンで上位表示されるようSEO対策を行います。
また、サイト自体の改善ではありませんが、クロスメディアマーケティングなどのホームページへの流入を増やす施策を立てます。

SEO対策

検索順位を上げるために下記のポイントをチェックします。

  • スマホやタブレットでも見やすい(レスポンシブデザイン)
  • 上質なコンテンツを増やす
  • ユーザーが検索しそうなキーワードの調査・選定
  • 検索キーワードをタイトルや見出し、本文に入れる
  • ページの読み込みスピードを上げる
  • 被リンクを増やす
  • SSL(データを暗号化して送受信)
  • 独自ドメイン

MEO対策でGoogleマップ検索上位を目指す

検索したユーザーの近隣エリアで表示されるため、飲食店や整体、美容室など実店舗がある場合におすすめです。Googleビジネスプロフィールを登録し、写真や動画、情報などをアップすることができます。Googleの無料ツールで、専門知識が無くても自社で登録可能です。良い口コミ、評価をもらえれば宣伝効果が期待できます。
一方、デメリットは、口コミをこまめに確認し、返信や悪い評価への対応が必要になることです。対応できる担当がいない場合、コメントを放置して信頼が低下してしまうリスクがあります。

こちらでもご紹介しています。よろしければご覧ください!

SNSの活用

多くのユーザーの目に触れ、見込み顧客とコミュニケーションがとれます。身近な立場で関係性を構築できるSNSマーケティングで認知拡大、ブランディングを行い、自社サイトへのアクセスを促します。
また、シェアやコメントのやりとりでGoogleの評価を上げ、SEOにも期待できます。

SNSマーケティングのメリットをこちらでもご紹介しています。

既存顧客へのアプローチ

「リピーターキャンペーン」「紹介キャンペーン」「SNSフォローでプレゼント」などのイベント、メルマガ、DM、SNSなどで既存顧客との交流を持てる仕組みをつくります。

リピーターがもたらしてくれるメリットは下記になります。

  • 新規顧客の紹介
  • 定期購入、売り上げの安定化
  • 口コミ発信による集客が見込める
  • お客様の満足がスタッフのモチベーションに

新規顧客獲得には大きなコストがかかります。既存顧客を守ることが会社の存続に欠かせません。アフターフォローなどの丁寧な対応を行っていきます。

その他に広告出稿(リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告)、外部サイトからの被リンク、ポータルサイトへの登録など、様々なチャネルからの流入を検討してみてはいかがでしょうか。

おわりに

「フォームの項目を減らす」「ファーストビューの画像とコピーを変更する」など着手しやすいものから、SNSでのコミュニケーションなどの時間のかかるものまで様々な施策をピックアップしました。
改善のご参考になればと思います。

改善後には時間をおいて、お問い合わせが増加したか、アクセスが増えたか、効果検証を行います。サイトに合わせて計画的に仮説、実行、検証、改善を行っていきたいですね。

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