SDGsの取り組みをホームページに掲載する

企業サイトで地域貢献の記事を読み、活動を知ることで、企業に対する印象が変わったり、好きになったりした経験はありませんか?
「業務だけでも大変そうなのに」「地域が助かるな」「スタッフが地域に親しまれているな」
このように、社会への取り組みを伝えることで企業への共感が生まれ、理念に理解を得られたり、事業展開をしやすくなることが期待されます。

CSRページでSDGsの取り組みを紹介

CSRは「Corporate Social Responsibility」の略で、企業の社会的責任を意味します。
サイトのCSRページでは環境への取り組みや地域社会での貢献活動の報告、なぜその活動を行うのかの企業の取り組みに対する思い等が公開されていますね。

企業によって、社会に対してできることや役割、理念が異なります。よってCSRページは、企業の個性や思いを最も表現しやすいページの1つと言えるのではないでしょうか。

そのCSRページでSDGsについての計画や行動を紹介する企業が増えています。SDGsの取り組みのための独立した1つのサイトを作成している企業もありますね。ここではSDGsの取り組みについて掲載するメリットやSDGsロゴやアイコンの使用などについて考えてみたいと思います。

SDGsの取り組みを伝えるメリット

SDGsについて

SDGs(Sustainable Development Goals)は、2015年に国連サミットで採択された持続可能な開発目標です。地球上の人々が抱えている課題であり、子どもたちやその先の未来の暮らしを守るために取り組むべき目標になります。地球環境や貧困問題など、17のゴールと169のターゲットで構成され、2030年までの達成を目指しています。

なぜSDGsについて取り上げられることが多くなったかは、それだけ人々が気候変動などを身近に感じ、またメディア等で社会問題に触れ、2015年時よりもSDGsへの関心が高まってきているからだと言えます。様々な企業、政府や大学等の取り組みが注目されていますね。

SDGsの活動を伝える企業のメリット

もともとSDGsの要素を含むCSR活動を行っている企業は多く、理念をもとにSDGsと関連付けた体系を分かりやすく発信すれば、消費者の安心感や購入・選択の後押しにつながるのではないでしょうか。
また、せっかく活動を行っているのに、知られていないだけで「SDGsに無関心」と受けとられるのは残念ですね。SDGsの取り組みを公開することにより、考えられるそのほかのメリットを挙げてみました。

  • ・信頼や理念への共感、ブランディング
  • ・社員満足度を高め、離職を防ぐ。採用コストの削減
  • ・企業価値が上がり投資や事業に影響
  • ・同じ目的のある機関とのつながりができる

SDGsロゴやアイコンを使用できる?

よく目にするSDGsロゴやアイコン。
こちらは資金調達目的や商業用途での使用でなく、情報提供を目的とする場合に許可申請せずに、サイトで使用することができます。
ロゴデータは国際連合広報センターホームページからダウンロードが可能です。

使用の際は必ずこちらのガイドラインをご覧ください。
SDGsのポスター・ロゴ・アイコンおよびガイドライン

SDGsロゴ・カラーホイール・アイコンを使用する注意点

ガイドラインの注意点を一部ピックアップしました。

色やレイアウトなどを勝手に変更しない

自分のサイトと雰囲気が異なるなどで、色味を変えてしまったり、配置を変更することはNGです。その他、比率、書体の変更や影をつけることも禁止されています。

ロゴの背景について

ロゴは、白またはライトグレーの背景でのみ使用します。ライトグレーはRBGの場合 R:241 G:241 B:241、CMYKの場合 C:4 M:3 Y:3 K:0になります。
また、白色版ロゴの背景は黒のみ、黒色版ロゴの背景は白のみになります。背景にカラーを入れてはいけません。

ロゴの周囲に余白

ロゴ周りに約0.35平方インチ(約2.25平方センチ)の余白を設けます。

アイコンについて

アイコンは、全体としても個別アイコンとしても使用できます。それらは1つのまとまりとして使用しなければいけません。
各アイコンの色を反転させる場合は、背景を白にします。

おわりに

SDGsは企業だけでなく個人でもできることがあります。企業の発信で個人のSDGsへの意識が高まることもあると感じます。メリットがあるから活動を行っているわけではない、とお考えの企業もあると思いますが、活動の公開は消費者の安心感にもつながるので、ぜひおすすめです。
また、SDGsはうちには関係ないよと思っていても、SDGsの17項目の中でいくつかはすでに事業の中で行っていることがあるのではないでしょうか。そちらは明文化してアピールしないともったいないように思います。もう一度、社内で行っていることはないか、できることはないか考えてみてはいかがでしょうか。

よくあるご質問を見る 初めてのお客様へ